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本好きの面白さがギュッと詰まってた
2025/04/18 05:19
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投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
神殿での会合で契約魔術の解除を告げるマインにショックを受けたルッツをベンノが叱咤したり、マインを気遣う神殿の側仕え達が互いの意識や貴族社会への認識を改めたり、護衛騎士となったアンゲリカと神殿側仕えの交流があったり、城に戻ってエルヴィーラにいろいろと話を聞いたりする第四部コイカライズ10巻目。
おまけ漫画はユーディットとフィリーネの話で、今回はローゼマインの周囲の人々が中心の巻だった。
本好き世界の魅力は転生者であるマインから見た異世界カルチャーショックに加えて、他者視点から見るマインの異質さを描写することで世界観に深みを与えていることだと思う。
生意気な言い方だけど、このコミカライズ漫画家さんは魅力がよくわかっていらっしゃるな、と思う。
マインを取り巻く周囲の人々が何を考えてどう行動しているか、彼らからマインを取り巻く環境やマインがどう見えているかを削りすぎずに描いてくれていて助かる。
書き下ろしSSはフリーダ視点。
ルッツとの契約魔術解消にショックを受けたのがフリーダも同じだったのは結構意外で驚いた。
思えばフリーダも子供だったし、確かに彼女はマインの友達だったんだな、と思えるエピソードだった。
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