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佐々木事務所シリーズ4作目。
直近で読んだ小説現代掲載の「ベトベト・メモリー」と構造的に似ているのだが、前半の「そ、そんなことがあるのかよ!?」という衝撃の連続からの、後半別の世界線に飛ばされまくる中でるみが自分の中の弱さとひたすら対峙していく展開はなかなか読むのがしんどかった(私が向き合わないで逃げまくるタイプの人間なので)。最近首切り馬の伝承を調べていたので前半の海難法師のくだりは「し、知ってるやつだ!!」になった。強すぎる。絶対エンカウントしたくない。片山敏彦はいつも楽しそうでよかった。あのラストから今後シリーズがどうなっていくのか全く想像がつかない。
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物部が死んだことにより始まった悪夢の無限ループ。色々なことが起こるのでどんどん読む手が止まらず、あっという間にラストでほっと一息つけた。嫌な世界もあってやっぱり物部さんが居ないと駄目だなと思った……。
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シリーズでも主要メンバーの物部さんが
亡くなった所からのスタートですが、
その後も情報量多くて一体どうなってしまうのかと
先が気になる展開が続きます。
主人公が成長したこの先の話、また次回作へ
期待したいと思います。
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シリーズのファンなので帯とあらすじを読んで、恐れ慄きながら読み始めた。
覚めても覚めても悪い夢の中にいる様な、まさに無限の回廊の様な物語。ひたすらに辛く、苦しい心理描写に胸が締め付けられ、もう途中からはホラーを読んでる事を忘れて、ただただ、るみさんの幸せを願いながら読んでしまった。
読後感は信じられない程さわやか。
晴れやかな気持ちで本を閉じたが、我に返るとこれで大団円な訳がない。芦花公園先生の作品なのだから。
冷静に考えると、様子のおかしい青山君や、突然出て来た謎の女性と、全然解決していない。
シリーズ最終巻ではないそうなので、押入れの人魚姫を失ったるみさんはこれからどうなってしまうのか?
とりあえず、片山さんが今回も楽しそうに片山してて良かった。
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シリーズで読んでないとなんのこっちゃです。
でも今までとは違う種類のホラー。
でもこれはこれでという良さ。
子供の頃理不尽に暴力を振るわれ怖かった親が老いて小さな存在に見えるという描写はとてもリアル。
それにしても最後の世界線のるみちゃんは救われたのか……?
隠れ青山君ファンの私はぽっと出のアカリとかいう女に青山君を取られてエンドなんて納得いきません。
このシリーズが無限に続くことを祈って。
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物部さんが死んだー本のあらすじ見た瞬間、いや絶対生きてる!!と思った笑
結果は読んでのお楽しみ。怪異ホラーというよりは人間ホラーという感じで人間ホラーというはラブストーリーだ!と思った。現実にいそうな人ばかりで、ほんとこういう人たちはみんないなくなっていいよーという気持ちと佐々木さん良かった!という気持ち。
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購入。
珍しくホラー小説。
多分、読み終えた今より思い出して(反芻市て(笑))からのほうが怖さを感じるんだろうな。
惜しいのは、自分がシリーズを初めて知ったこと。多分、登場人物像をもっと知ってから読めばもっと楽しめたかと。
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https://u6bg.roads-uae.com/apophylite_/status/1895064927951560738?t=Kvergu_1A9UnXNTobgrdNw&s=19
佐々木るみが、押し入れを卒業する話だと思った。
珍しく爽やかな読後感。第一部完?
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主人公の心情がとても丁寧に描かれている為に、センシティブな内容も案外ストンと入ってくる。
が、ストンと入ってくるものがトゲトゲだったりして刺さる刺さる、痛い痛い。
時折でてくる真理を突いた描写にドキリとして、
常軌を逸したものを文体しようとした時についぞ出て来る究極の表現が心に残る。
非常に居心地が悪いはずなのになぜか読み耽ってしまう。
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ホラー……?
タイトル通りだし、物部さんはいますし、今の自分に刺さり過ぎて羞恥で朝6時からゲロ吐いた
佐々木るみが押し入れを手放すための話
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物部斉清の死という衝撃的な始まり。
覚悟していた事態がいよいよかと腹をくくって真剣に一章、二章…と読み進めれば、るみ、青山くん、片山敏彦と登場人物はおなじみなのに「なんだなんだ!?何を読まされてるんだ!?」という困惑に陥る。
何かがおかしい、何かが狂ってるという強烈な違和感はもう最悪しか想像できないクライマックスを乗り越えて、泣きたくなるような安心と充足感に着地した。
毒を完全に吐ききったるみは無力になってしまったのかな。できれば次は、別の方法で依頼に応えるパワーアップした最強の彼女にお目にかかりたい。
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主人公の佐々木るみが自分自身のトラウマとこれでもかと向き合わされるお話。キッツ。
初っ端から斉清さんが退場してしまうので「ええ、どうなるの…」と驚いたが、第二章の終盤あたりでやっと根本に気がつく。
毒親、虐待、ルッキズム、いじめ…、胸糞環境たちと絡み合った「もしも」の世界を廻っていく。私は佐々木るみがこのシリーズで1番好きな(応援したい)キャラクターだったのもあり、描写が辛い、痛い。言葉が突き刺さって血が出た。芦花公園先生、自己肯定感マイナス人間の劣等感を煮詰めたドロッッドロな感情を描くのが巧すぎる。るみちゃんに共感できる自分へのダメージが凄い。
敏彦はあまり得意ではなかったけど、今作ばかりは彼の絶対的な美しさから生まれる安心感、そして言動の軽さに心のモヤモヤが薄められた。ありがとう敏彦…
救いのある、というか、救われた?ラスト。自分を救えるのは自分だけというのも真理だと思うが、その過程でやっぱり他者の存在というのは必要なんだと。特に彼女の核にある傷は「(親から)愛されなかった」ことだから余計に。青山君と恋仲にならなくても、お祓いができなくても、彼女が普通に生きていけますように。
完結でもおかしくないような終わり。押入れの中にいる「人魚姫(だっけ?)」が暴走する話とか、読みたいなあ。結局青山くんというキャラクターもそこまで深掘りされていない気がするし。
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読む順番を間違えた。
シリーズ最新作を読んでしまった。
過去作読んでいなくても何となく話はわかる。
当たり前だけど、登場人物たちの背景がわからないと、100%楽しめない。
物部斉清は知らないと厳しいかもしれない。
語り手が変わるのであれ?って思っていたけど、種明かしでなるほどねとなる。
ホラーというよりはSF的な感じだった。
シリーズ1作目からちゃんと読もうと思う。
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芦花公園先生の作品の中で特に好きなシリーズです。
他に大量にある積み本を消化してから読むつもりでしたが我慢できず今日読んでしまいました。
やっぱり面白い…
そして読んでいて痛くて苦しくなる作風がたまらなくクセになります笑
虐げられて育った人間の醜くねじまれた根性を描くのが本当に上手い作家さんだなぁと改めて思いました。
SNSでよく見る痛々しいアカウントを上手く表現されていて思わず笑ってしまいました。
これでシリーズ完結するのかと不安になりましたが今後も続くようなので安心です。
でもこんなラストでどんなふうに続くんだろう…
次を読むのが良い意味で怖いです笑
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数々の怪異と対峙してきた佐々木るみが、自らの最大の敵に挑む――。
「まだ?」と声が聞こえるたび、佐々木るみはそっと目を開いて、絶望に囚われる――。最強の拝み屋・物部斉清が死んだ。心霊案件を取り扱う事務所の所長である彼女は、不妊に悩む依頼人が連れてきたおぞましい怪異を止めきれず、物部を巻き込んでしまったのだ。頼る者がいない中、るみは自らの中に巣食う獰猛で最凶の敵に立ち向かうことになる。次々と開く扉の中で待ち受けるのは、はてなき悪夢と深淵。シリーズ最大の衝撃作!
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佐々木事務所シリーズ第4弾
えっ!物部さん死ぬの?
他の人も?
人格変わったり、色々おかしいんですけど…
どっかのアメコミの映画お得意のマルチバース(パラレルワールド)か、この世界、あんまり好きやないんよね。
何でアリになるから。
もう、あのアメコミの映画、何でもアリになって訳分からん。
こちらの話に戻ると自身を振り返るというか、幼児の頃の虐待、親を自身の力で…
などなど、現実の世界と違う幻想に翻弄される。
横とか上とか下にも、変なお化けいたけど、あんまり怖くなかった。
色んな世界へ行ったり来たりやけど、結論は…
でも、結論って、青山くん戻って来て〜!
みたいな。
何か、最終回的な終わり方やけど、続くんやんな…
不安…
でも、今回パターンは勘弁して〜
パラレルワールド行けるんやったら、
そうやな…
モテモテで、
お金いっぱい持ってて
さぁ、他に何しよ!
ってあるか!そんな世界!!