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考察ブームも相まって近年増えつつある地上波テレビにおけるフェイクドキュメンタリー。著者は「実はテレビというメディアでこそ、もっとも威力を発揮する表現形式」と述べ、その歴史を丹念に追っていく。映画や有料メディアは敢えて除外という鉄の意志。やはり最初は『放送禁止』から始まり、一連の『山田孝之』シリーズ、そして大森時生という時代の寵児へ。もちろん竹村武司の暗躍も外すことはないw大半の番組が2000年代以降、何なら第3章の途中からは2020年代の番組なので「昔のテレビはすごかった」的な懐古趣味に堕ちておらず、何より著者の「テレビはいまも面白い」という主張を支えている。自分は本書に出てくる番組は結構見ていたが、願わくばモキュメンタリーと知らずに偶然出会いたかったと改めて。
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おーーもしろかった!作者は、わたしが昔よく読んでたブログのてれびのスキマという人だった。テレビのバラエティ番組はねーもっとテレビというメディアの独自性がどこにあるのかちゃんと理解したほうがいいと思うんだよな、まあテレビ局に就職するような学生たちはそんな教養を持ってないからしょうがないとは思うけど(教養があれば就職先として放送局なんか選ばないという意味) あとスポンサーありきだから自由度に限界があるとも思うけど。殆どの番組が学校祭の延長をやってるだけだもんね。まあせいぜいがんばってくれ
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1.フェイクドキュメンタリーの歴史を辿れる。
2.インタビューや記事の引用によって、当時のフェイクドキュメンタリーに対する空気や創作するにあたってのイメージ等が伺える。
3.フェイクドキュメンタリー=ホラー、だと8割くらい思っていたので、それ以外を知ることができて良かった。
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『ぜんぶウソ』や『日本のこわい夜〜特別篇』など、てれびのスキマさんだからこその信頼すべき番組ラインナップで、「あとがき」まで読んで今後もテレビを侮らずに注視していかなければ、とさらに思わされた。