キャラクターたちの過去
2016/12/17 17:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄色い刀 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒュウゴや、バルサとタンダの過去など本編には書かれていないキャラクターたちの過去がたくさん読めてとてもおもしろかったです。守り人ファンは絶対読んでほしいです。
ヒュウゴファンにはマスト、ジグロも…
2019/02/19 21:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱぴぷ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『流れ行く者』より勢いあるなぁと思ったら、こちらは『蒼路の旅人』の前に産まれていたらしい。で、『天と地の守り人』が完結してからようやく陽の目をみたとのこと。たしかに『蒼路~』や『天と地の~』を読んだ後に、読んだ方が面白い本である。ヒュウゴファンには是非おすすめ。個人的には、ジグロのたたずまいも素敵だと思った。
謎解きは本編の後に…
2016/04/26 06:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:絶滅危惧種 - この投稿者のレビュー一覧を見る
先でも良いのでしょう。どうしても気になる人は、最終章の帰還編のちょっと前かバルサとチャグムが別れた辺りに読み出すと良いでしょう。
ガイド的な一冊、『守り人のすべて』で存在を知りましたが、作者曰く『文体が違うから出版したくなかった』そうです。読書音痴なのか、端っから物語に引き込まれていたのか、私には文体の違いなど分かるはずもなく、最後までさらりと読み終えてしまいました。
ヒューゴの背景、思想の根底にあるものが見えてきて、本編でも感じた違和感が何となくすっきりしましたが、そうなってくると、彼と組んでいた呪術師ソドク?の背景を知りたくなってきたのは言うまでもありません。
人に歴史ありという言葉の通り、一つの物語の中には語られない沢山の人の関わり(歴史)が在るもんだと、改めて感じた次第です。
ところで、ヒューゴの奴は故郷に帰るのだろうか?今はその先を勝手に妄想するまでです。
ヒュウゴとバルサ、二人の傑物のルーツ
2025/01/22 09:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る
守り人シリーズ番外編、その二冊目。
今回は本編でも突出した活躍を見せるヒュウゴとバルサの原体験を追っていく。本編で言及された思い出のシーンなど、キャラクターのファンのツボを突く内容だ。
実際、内容は「小説形式のキャラクターファンブック」といった趣。作品単体としては好みが分かれるであろう構成だが、ここまでシリーズを愛読してきた人なら、きっとハマることだろう。
投稿元:
レビューを見る
本人視点の旨味を活かした戦闘/喧嘩シーンがいい。人を殴る、切ることがどう自分に返ってくるかを描く話は少ない。
児童書は特に、本当は大事なそういうことを甘く描きがちだけれど、さすが上橋菜穂子、スイスアーミーナイフを持ち歩く現実主義者である。
投稿元:
レビューを見る
図書館で。
新ではないヨゴ帝国出身の密偵さんの過去話。
教育ってのは洗脳と一緒ですね。育てられた環境で是として教えられたことを人は往々にして正しいと思い込むわけですがその常識が根本からひっくり返った時に何を思いどういう行動に出るのか。彼は世の中の裏の裏まで知るような仕事に就いた訳ですが何ともなあ…。切ない話です。
自分の世界だけしか知らず、近視眼的にその日その日を精一杯生きるという生き方も別に不幸な訳ではないんだけどな。という訳で色々考えさせられました。
バルサの短編は15歳のバルサの失敗話というか父娘の情の強い話。そういえばバルサも実の息子ではないけれどもチャグムが息子のようなものだしある意味似た者父娘なんだろうなあ…
投稿元:
レビューを見る
番外編!チャグムを影から救うことになる、敵国の猛者。
実は国を奪われた元ヨザ皇国の青年の少年期からのスピンオフ。個々のキャラクターにも力あるこの作家さんの力を感じる一冊。
投稿元:
レビューを見る
「天と地の守り人」を読んでいるときに、登場人物のヒュウゴが魅力的だと思った。アニメにするならどんなビジュアルでどの声をあてるのがいいんだろう、などと考えながら読んでいた。
魅力のある人物だと思ったヒュウゴの物語。「天と地〜」で重要な位置にいた彼。ヨゴ人である彼が、どんな人生を歩んであそこにいたのか、それがわかる話。
もう一度「天と地〜」を読み返したくなった。
投稿元:
レビューを見る
シリーズの途中から重要な役割で出てくるヒョウゴという男の過去と成り立ちを語った炎路の旅人は面白く読んだ。蒼路の旅人のすぐ後に読めたら、もっと楽しめたような気がする。少し残念。
十五の我にはバルサの若き日の回想の物語。ジグロとの関係性や当時の境遇をうかがい知ることができる物語。
投稿元:
レビューを見る
◆タルシュ国の密偵アラユタン・ヒュウゴの少年時代を描く「炎路の旅人」と、女用心棒バルサの少女時代を描いた「十五の我には」の中編2編を収録。
『蒼路の旅人』『天と地の守り人』で暗躍した謎多きタルシュの密偵、アラユタン・ヒュウゴ。ヒュウゴはなぜ家族を殺した国の王子に仕えることになったのか。女用心棒バルサは、養父ジグロとの放浪の旅の中で、どうやって成長していったのか。やがて、新ヨゴ国の皇子チャグムを助けるふたりの10代の頃の物語。
(^^)<Comment
投稿元:
レビューを見る
ヒュウゴとチャグムはよく似ている。民を想う心、先を見通す力、現状に甘んじない強さ。
蒼路の旅人をまた読み返したくなった。
後書きを読んで納得、炎路の旅人は蒼路の旅人の前に書かれたものだった。
投稿元:
レビューを見る
ヒュウゴ…って誰だっけ?ってシリーズ読んで時間経って国や人名の記憶があいまい。しかし設定を知らなくても物語にのめり込めた。もっかいシリーズ読み返したくなったなぁ。
投稿元:
レビューを見る
ヒュウゴが何故、祖国を滅ぼした敵国の軍に入ったのか。
そして同じく15くらいの頃のバルサがどうだったのか。
切ないけれど、考えさせられるし力づけられるし、微笑ましいところもあるし、素敵な話でした。
投稿元:
レビューを見る
ヒューゴの生き様がよくわかる。それにしても作者はこのような設定と世界観をどうやって作り出すのか?神の才能としか思えない
投稿元:
レビューを見る
8:久しぶりの守り人シリーズ。読みそびれていたのを借りてきました。どの作品でも、エッセイでも、上橋さんの文には難しい言葉がなくてシンプルなのに、ぐさりと刺さるものがあります。変に凝っていないから、純粋だからこその力。
暴力という強大な魔物、その快楽に溺れかけた若き日の二人がその過ちに気づいたときの恥じらいや後悔がまざまざと感じられて、やっぱり上橋作品はスゴイ……とため息しか出ません。