新・建築入門 ──思想と歴史
著者 隈研吾
建築は、一見すると哲学とも思想とも関係のない即物的なもので、定義など簡単にできそうである。ところが、建築ほど定義しづらいものはない――。20世紀末、構築的なものへの批判に...
新・建築入門 ──思想と歴史
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商品説明
建築は、一見すると哲学とも思想とも関係のない即物的なもので、定義など簡単にできそうである。ところが、建築ほど定義しづらいものはない――。20世紀末、構築的なものへの批判に晒され混乱をきわめた「建築とは何か」という問いに、著者は建築史と思想史を縒り合わせながら、真正面から立ち向かう。一本の柱が原野に立てられた太古から、ゴシック、古典主義、ポストモダニズム建築まで。建築様式の歴史的変遷の背後にはどのような思想があったのか。本書は、ひとつひとつ思考を重ねつつ、歴史的視座を与えようとした意欲的主著である。著者自身による自著解説を付した、待望の文庫版。
目次
- まえがき/第一章 建築の危機/1 すべてが建築である/2 脱構築=脱建築/第二章 建築とは何か/1 物質/2 シェルター/3 空間/第三章 構築/1 洞窟/2 垂直/3 構造/第四章 構築と拡張/1 多柱室/2 比例/3 台座/4 ルーフ/5 視覚補正/第五章 構築と自然/1 生贄/2 植物/3 身体/第六章 構築と主体/1 家型原型説/2 外部対内部/3 光による統合/第七章 主観対客観/1 主観的救出と客観的救出/2 ローマという統合/3 ゴシックという主観/第八章 建築の解体/1 透視図法/2 書き割りとテクノロジー/3 絶対的な主観/第九章 普遍の終焉/1 普遍対逸脱/2 新古典主義/3 幾何学と自然/4 自然と崇高/第十章 建築のモダニズム/1 自然の逆転/2 社会の発見/3 理想都市とマルクス/4 構築の否定とミース/5 構築を超えて/文庫版あとがき──歴史を乗り越えた
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