- 販売開始日: 2021/01/27
- 出版社: 講談社
- ISBN:978-4-06-521852-5
夜叉神川
「ここは夜叉神川の上流。両側に高い崖が迫る谷、聞こえるのは川の音と、山で鳴く鳥の声だけだ。」ーー『川釣り』より。「昔、亡くなったおばあちゃんが教えてくれた。魂という漢字に...
夜叉神川
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商品説明
「ここは夜叉神川の上流。
両側に高い崖が迫る谷、聞こえるのは川の音と、山で鳴く鳥の声だけだ。」ーー『川釣り』より。
「昔、亡くなったおばあちゃんが教えてくれた。魂という漢字に鬼の字が入るのは、もともと人の心に鬼が棲んでいるからだと。」ーー『鬼が森神社』より
全ての人間の心の中にある恐ろしい夜叉と優しい神、その恐怖と祝福とを描く短編集。
「川釣り」「青い金魚鉢」「鬼が森神社」「スノードロップ」「果ての浜」
夜叉神川の上流から下流へ、そして海へと続く全五話を収録。
野間児童文芸賞受賞後初作品
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表紙画は可愛らしく!
2021/06/29 23:04
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投稿者:るい - この投稿者のレビュー一覧を見る
安藤みきえ先生のお話を伺った事があり、初めて読みました。
川釣り、青い金魚鉢、鬼ヶ守神社スノードロップ、果ての浜という五つの短編が、夜叉神川で繋がっていました。それぞれに、子供の目を通して考えさせられる作品です。スノードロップと果ての島が特に好きです。果ての島は、『少年長編叙事詩 ハテルマシキナ よみがえりの島・波照間島』桜井信夫・著 津田櫓冬・画 かど書房 を参考文献として、創作されていました。知らなかった戦争の側面を知りました。この参考文献を読もうと思います。